結婚...?そのまえにpart2
『お前、俺と別れたいんなら、俺の3年間返せよ~!!!』
とK君。
いやいや、あんたこそ、私の3年間返してよ!!と心で吠えたが、穏便に済ませたい私はひたすら謝った。(既に穏便ではないが...)
『ごめんね。ごめんね。K君が悪いんじゃないの!私が全部悪いの!本当にごめんね』
確かに、全部ではないが、彼のDVを受け止めてしまった私、どこかで共依存していたのかもしれない。だから半分は自分の責任。
ひとしきり、泣いて、吠えて、平手打ちして、ハサミをもって振り回し、体力が尽きたのか...。
『俺のこと、そんなに嫌なのか?もうダメなんか?』
と甘いマスクで、甘い声で、つぶらな瞳に涙をいっぱいためて私に聞いてくる。
これに弱い...もういっそのこと、別れ話なかったことにしようかと思う。『君のこと嫌いじゃないよ、むしろとっても愛おしいよ。でもこのままじゃ私がダメになる』と心の中で言った。
この期に及んでも愛おしいだなんて、弱いK君を見て、いてもたってもいられらくなるなんて、どう考えても、おかしいよ。母親だよ。これじゃ...。
これに毎回、騙されてきたんだ。
私は心を鬼にして言い放った。
『うん!もう嫌!!もうダメ!!』
こういった後、わんわん泣いたよ。二人で...不思議、なんで二人で?
この後、しばらくは、彼からの電話や待ち伏せ攻撃など続いたけど、なるべく知らんぷりしていたら、いつの間にか、もう私のところにはやってこなくなった。
風の噂で、新恋人ができたと、その恋人も私のようになっていると、友人から聞いた。
K君、新しいママを見つけたんだね。K君の母親探しはきっと一生終わらないのかな。
『ばいばい、K君』
『ばいばい、狂気の世界。』
『こんにちは、非服従非暴力の世界』ガンジーかよって?(笑)